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The Way to Attractive Elders
初冬の晴れやかな日に恵まれて、12月4日リーブラホールでパフォーマンスが開催されました。ピアニストの生演奏に合せて、私たちは黒い衣装で「チェアバレエ・エクササイズ1dayレッスン」と「白鳥の湖」「コッペリア」「くるみ割り人形」を心を合わせ、エレガントに楽しく踊ることができました。 そして、最後に観客席に向かって「ありがとうございました」と心からのお礼、バレエのお辞儀「レベランス」が出来ました。たくさんの拍手にお仲間の皆様の顔が輝いていました。本当に感動です。 思えばコロナ禍の閉塞感の毎日が続いていた日々の中、６月5日の朝刊と一緒に届いたキスポート誌に目が吸い寄せられました。 ・65歳以上の方 ・バレエの動きに合わせて座って行う運動が中心 ・初めての方でも安心 ・12月4日の発表会（自由参加） ・ピアニストの生演奏に合わせて踊る 楽しそう、やってみたい！ さっそく申し込もうと、6月9日の朝9時に電話をしました。電話を受けていただいたKissポートの方から「当日、お待ちしております。」という温かい声をいただき、レッスン初日の7月1日に練習会場であるリーブラへ行きました。 皆様と初めてのお目もじで、マスクを深々として目も合わせる勇気もありませんでした。領子先生はエレガントできびきびしたとても素敵な先生でした。 いよいよレッスンが始まりました。なかなか大変です。ちょっとやそっとでは・・・と思いながらもとても愉しくなる予感がしました。 帰り道では、少し、ほんの少しだけど、体の変化も感じました。 レッスンの1時間の集中力は、今まで経験したことがない貴重な体験でした。自然に全員がずっとこのチェアバレエを続けていきたいという気持ちが先生たちに伝わったのでしょうか、ある日、領子先生から「このメンバーで続ける希望があるのでしたらチームの名称を考えてください。」という宿題が出されました。それ以降、集中に次ぐ集中でした。私たちの体もエクササイズの効果が出て、頭の回転力もスピディーになってきたように感じました。 その後決まった名称は「アトラクティブエルダーズ（魅力的な高齢者）」です。ロゴはこれですと発表されました。あまりの見事さに歓声が上がりました。 このロゴマークのブルーの三角は夢と希望のある未来を示し、一歩一歩登る3段の四角い階段のうち、2段目はズレている。これはまだ未完であり、トレーニングを続けることでこの階段は一列に揃い完成する。という意味を込められているそうです。 元気だったらずっとチェアバレエを続けられる！ 私たちは、ロゴから「勇気」「希望」そして励ましを頂きました。 その日を境に私たちは変わりました。チームの三役を決めるといった事務的なことはサクサクと進みました。そして、次に本番のパフォーマンスの練習を一生懸命することに気持ちを切り替えました。「白鳥」「コッペリア」「くるみ割り人形」が覚えられないと不安を口にしたら、黒一点のHさんが、「それは向上心を持っていれば大丈夫ですよ。」と仰いました。さらに、エクササイズの大切さと他に類を見ない内容に気づいたのでした。 最後の練習はリーブラホールで衣装を着けての最終リハーサルです。パフォーマンスの舞台で踊れることはとても光栄なことです。Kissポートの皆さまにもお世話になりました。 ここまで来るためにはどれだけ多くの支えがあったことでしょう。ロゴの大切さ偉大な力と深みがあることを知った事も大きなことでした。 こうして、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団と一般社団法人日本バレエ・ワークアウト協会の事業としてスタートしたチェアバレエ・エクササイズ＆パフォーマンスからアトラクティブエルダーズが立ち上がりました。 北里大学研究所病院副院長、金子先生が特別講演で仰った、「何しろ転ばないこと、転んだら人生変わってしまう、大切なことは、日光浴と食事と運動です」との言葉はシンプルで深いお言葉でした。 多くのエルダーズの方たちが健康で続けられ、学んだことがすぐ実行できるエルダーズになる。パフォーマンスで終わらず私たちはチェアバレエ・エクササイズを続けられることに感謝と誇り持って生きて行きたいと思います。
2021年12月15日 アトラクティブ・エルダーズ１期生　井上　穹子
アトラクティブ・エルダーズ　 elders.202112@gmail.com （社）日本バレエ・ワークアウト協会　03-3402-1589 （留守番電話対応メッセージを残して頂けましたらコールバック致します）
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